先生に聞きました

「先生ってどんなこと考えているんだろう。」
「なんで先生になろうと思ったの?」
足を運ぶたびに思いは募るばかり…
ホームページ制作を担当したClickent.が
元気いっぱいの子どもたちと
日々を駆け抜ける先生たちをつかまえて、
気になるお話を聞かせてもらいました。
そう、やっぱり、
聞いてみなくちゃわからない!!
全4回、どうぞお楽しみください。

 目次
\Interviews with Kanayama Kindergarten Teachers/\Interviews with Kanayama Kindergarten Teachers/

第1回 | 筑紫先生

あたまの中のこと。 Part1

澤田
改めてになりますけど、 筑紫先生、今日はインタビューよろしくお願いします。
筑紫先生
はい、よろしくお願いします。 お手を柔らかに(笑)。
澤田
はい(笑)。 いつも通りで構いませんので。 まず園の歴史についてお聞きしたいんですが。
筑紫先生
設立は昭和45年5月です。
澤田
ということは今年で...
筑紫先生
47年目かな。 初代は「筑紫トメ」。 祖母になるんだけど、32年前に亡くなって。 そのあとが親父の代になったんよね。 今がぼくで三代目になるかな。
澤田
当時から建物は変わらないんですか?
筑紫先生
当時、 金山団地がここにできた時に 一緒に建ったんよ。 だから最初は、 『金山団地幼稚園』で始まって。
澤田
あー、なるほど。 金山団地と一緒だったんですね。
筑紫先生
そうそう。 その後「学校法人」になってから平仮名で 『かなやま幼稚園』という名称に 変わりましたね。
澤田
それ聞いただけでも歴史を感じますね。
筑紫先生
やっぱりいるよね。 必要。『MAD MAX』みたいに(笑)。 歴史を継いでいく人が。 語り継がんといけんよね、 紙に起こしたりして。
澤田
結構たくさんの「棟」がありますよね。 金山団地って。
筑紫先生
うん。 たぶん四十何棟ってあるんじゃないかな。 たくさんあるんですよ。大きな団地ですね。
澤田
ちなみに、 金山団地からの園児の比率って どのくらいですか?
筑紫先生
今は約3割くらいかな。
澤田
ほかの7割はどうですか?
筑紫先生
あとは隣の校区がだいたい6割くらいかなあ。 バスで通園できる範囲っていうのがあるから。
澤田
隣の校区の保護者の方って、 実際、選択肢が幾つかあると思うんですけど、 どういった経緯で かなやま幼稚園に入園されてるんですか?
筑紫先生
「口コミ」じゃないかなあ、 と思ってますけど。 転勤の際に探しているとか、 見学に来られたり
澤田
何かしらで園のことを聞いたり、 気になって来てみたり、 ということですか?
筑紫先生
そうなんだろう、 って思ってますけど。 ありがたいですよね、 人に伝えてくれるって。
澤田
そうですね。 体感してくれた方から じんわり浸透していくような。 筑紫先生の「1日」ってどんな流れですか?
筑紫先生
朝礼をして、その後は事務ですね。 昼くらいから外に出ることもあるし、 今みたいに、 お客様の対応だったりが多いかな。
澤田
対外的なというか、立場的にという...
筑紫先生
立場的というか、先生たちは 園児とのことに集中して欲しいので。 ぼくはぼくの仕事をしている、 といった具合ですね。 行事の折には話をしたり、 来客があったら対応したりとかね。
澤田
そういった対外的な役割で、 例えば「園長として」みたいに こだわってる部分はありますか?
筑紫先生
私の場合は、 そういうのはあまりないんよね。 以前までは、 ほとんど自分でやってましたけど 業務を1から10まで分担して、とかって そっちを考える余裕がなかなかなくて。 どっちかっていうと 「全部やるよ」って感じでしたけど、 そうすると学びの場だったり、 対外的な動きが取れなく無っちゃって。 今は逆に減らしていってるかな。 あえて先生たちに、 「任せたほうがいい」 と思うことはそうしたり。 園長が1日保育する、 というわけにもいかないからね。
澤田
ある程度のことは先生たちに任せて、 筑紫園長は先生たちが、 「できない部分」をやっていると。
筑紫先生
そうだね。 先生たちの協力があったおかげで、 公務を請け負ったりということも できるようになりましたね。
澤田
先生それぞれのお仕事の、 「役割」ってどうなってますか?
筑紫先生
各クラスには一人ずつ担任の先生がいて、 責任持って保育をしていただく。 フリーの先生はその補助を行う。 事務はお金のことだったり 電話、見学の対応だったりをしてもらってます。 副園長は、私が不在時に 代わりに対応してくれたり、 通常は園長の業務、 私が責任持ってる部分をやってくれてますね。
澤田
園長の仕事を理解しているというか、 同じ立ちまわりができるということですか?
筑紫先生
私が自分の仕事をできるのは、 副園長がいるからで。 以前は全部自分がやってましたけど、 今は本当に助かってますね。
澤田
「派遣」の職員の方もいらっしゃるんですか?
筑紫先生
バスの運転手さんですね。 それから課外教室に 「講師派遣」という かたちで来ていただく先生も いらっしゃいます。 体育、英語、かきかた、プールなんかは 先生に来てもらったり、施設に移動して 専門の先生にやってもらったりしてます。 特に体育は安全面だったり、 「専門性」が必要だから。
澤田
なるほど。 そう言われると確かに。 専門的な知識が要りますよね、どれも。
筑紫先生
職員(先生)が普段の教育に専念してほしい、 という理由もあって来てもらってるかな。
澤田
そのやり方っていいですよね。 自分の専門に集中することって いい結果に繋がると思うんです。 中途半端にならないだろうし。 筑紫先生と園児との普段の 「コミュニケーション」ってどんな感じですか?
筑紫先生
担任の先生みたいにはいかないけど、 業務の合間に教室を見て回ったりして、 会うと喜んでワイワイ寄ってきたりしてくれて。 関わるとやっぱり楽しいよね。
澤田
園児に対する「接し方」で こだわりはありますか?
筑紫先生
偉そうにしない。 ぐらいですかね(笑) 人間関係って信頼じゃないですか。 それってすぐには作れないから 自分からオープンに、笑って接することかな。 叱ったりするのは、 担任の先生がやってくれてるから。 楽しい園長先生なんだなあ、 くらいに思ってくれたら。
澤田
教育全体で見ると、 どういうことに力を入れてますか?
筑紫先生
今だったら「しつけ」、 「立腰」ですね。 うちは、 「昔ながらの幼稚園」に 時代に合った活動を「付加」 したかたちで取り組んでるので。 見学に来られた保護者の方には 特色というよりも、 「園児たちみんなが思い切り遊んで、 思いきり笑って、思いきり食べてる。 うちはそんな感じの幼稚園ですよ。」 って言ってます。 そういう当たり前というか、 昔から「そこにあった」ことに 「オン」したかたちで 学びの場を提供する。 いろんなことを経験してもらって、 その中で自分の大好きなこと、 将来の夢につながることを、 一つでもいいから見つけてもらう。 そういう場所なんですよ、 ってよく言ってます。 例えば、体育の先生と関わった園児が 「体育の先生になりたい。」 水泳を経験した子が、 「水泳の選手になりたい。」 担任の先生を見て、 「幼稚園の先生になりたい。」 とかって思ってもらえたら嬉しいよね。
澤田
日々の体験を通して 「将来の夢」につなげていってほしい ということでしょうか?
筑紫先生
うん、そうですね。 取り組みとして、 「行事」って多いんですけど、 その行事一つ一つに 「区切り」のある教育を 以前まではしてたんですよね。 今はそれが、 ちょっとずつ変わっていってる最中で。 入園して卒園するまでの日々の取り組みと、 その積み重ねが行事で表現できるように 切り替えていってるかな。 例えば毎日走ってて、 それを見せる場が運動会の「かけっこ」 であったりとか。 日々の喜怒哀楽の表現活動が、 発表会の「劇の舞台」だったり。 毎日行われている活動の 積み重ねを発表する場として 行事があるという考え方ですね。 結果ではなくて 「プロセス」を大事にしてます。
澤田
晴れ舞台の一瞬っていうのは 何十、何百っていう時間の 積み重ねですよね。 ひきだしにしまっておいて 「はい、こんだけあるよ」 って、見せれないですし。
筑紫先生
そうですね。 そこを丁寧に観察して 子どもと対話してあげるのが 私たちの役目というか。
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